mulkの日記

ざっくばらん

KANO 1931海の向こうの甲子園

1年前から待ちに待ってた台湾青春映画です! 甲子園目指す少年達の話なんて、観るまえから涙ぐんじゃいますね。ROOKIESと違うのは、実在した人物で本当に起こった話を忠実に再現しているところ。民族間の複雑な事情や運営上の費用の制限だったり厳しい環境下で生きる嘉義農林学校の若者達を爽やかに描きます。

話としてはスポ根だし、なんとなく日本でみるドラマみたいな感覚になる場面が多いのですが、少し過剰に感じる演出やセリフが、実際の出来事を忠実に再現しているらしいと知ってすごいなーと、こんなドラマチックな展開だったらそりゃ映画にもなると思います。選手のうち中心人物になる呉役の子がもともと野球選手らしいのですが、とてもいい表情を持っているんですよね、俳優かと思った。で、大事な場面で語られるカッチコチの日本語に驚くんだけど、なんかずっと聞いてると味があって良く感じてくる。もう夢中でがんばれーと応援してました。

この手の映画で大切な、自転車の後ろで女子が手を広げて空を仰ぐ演出とか言わずもがな、利水で街全体が明るくなるシーンなど、あー青春って!

決勝戦最後の描き方もそうですが、何事もtooooooo muchになりすぎていないところがよかった!

☆3.8(5点満点中)


映画『KANO 1931海の向こうの甲子園』公式サイト