mulkの日記

ざっくばらん

繕い裁つ人

美しい女性でありながら誇り高く頑固一徹な職人さんのお話。洋服にかける熱い想いがすごく純粋に丁寧に描かれていてとても好感がもてました。私は洋服は好きなのだけど専門家ではないのでそういう職人さんの気持ちに少し触れたような気がしました。一生着れる洋服って本当にあるのだろうか…そう思うと少し洋服に対する意識が変わりそう。

南洋裁店の洋服を着る人は本物をわかっている高齢な人が多いのですが、夜会シーンでその服を身に纏う人たちの洗練されたこと。もちろん俳優さんだしってのはあるんですが、パーッと視界が明るくなる感じは素敵だった。ちょっとまえにNHKでサプーの特集やってましたが、いい洋服を着て生き生きする様はまさにサプーを想像させましたねー。おじいちゃんの「お前達に南の洋服は着れん!!」というセリフはスカッとしたな。

ただ、少し残念だったのは、エンディング曲の平井堅。。や、決して平井堅が嫌いではないんですが、なんか曲調が変にポップだったし違和感ありありでしたよ。なんであーなったんだ、、と思いながら映画館を後にしましたとさ。

☆3.3


映画「繕い裁つ人」公式サイト