mulkの日記

ざっくばらん

イミテーション・ゲーム

勢いのあるベネディクトカンバーバッチが適役だねとか、キーラナイトレイはやっぱ気の強い役が似合うねとかいう軽いことがいえないくらいの衝撃と深い感動を覚えています。

戦時中に実在した天才数学者が主人公で、ドイツ軍の暗号解析をする重大任務についての話なんて、難しいはずと思っていて最初は集中。確かに現実離れした数字が出てくるんですが、そこは果てしなく壮大っていうのがわかれば問題なく、暗号が解けるまでの奇跡のストーリーなのかな、と思ってた。。

と、思いきや、、それだけじゃなかった。中盤すぎてからの第二幕(といっていいと思ってる)、正直ここからが見所。今の時代の普通が当時は御法度なことであったり、主人公のような性格の人が今の時代も結構いるんだよなってこととか、当時の社会における女性のあり方、数字とは真反対の様々な人間模様や社会問題が描かれます。そのためあまりに壮大な歴史の物語でありながらも、とても身近でいて、なんなら親近感すら覚えるのです。そこは演者のキャラクター性がいい感じだからだとも思います。

エンドロール前の、その後のエピソードでわかる衝撃の事実たち、ベネディクトカンバーバッチが感情移入して泣いていたとか、アカデミー脚色賞のグレアムムーアのスピーチなど、そういった制作背景ひっくるめてもう感動! 本当の感動って涙出ないんだなとか、こういうのを映画っていうんだなとか、正直まだ頭の整理がつかないほど。もう一度見ようかな…

☆4.2

↓このスピーチを見てから映画を見るとなお良いとおもいます。

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