マジック・イン・ムーンライト
ウディ・アレンの新作! これはこれは、ミッドナイトインパリを超えるかもしれないほど私的ヒットでありました。
占い師とマジシャンという設定で出会った二人、マジシャンは美しい占い師に疑いを持ちつつもその魅力に惹かれていってしまいます。悲観的な考え方のマジシャンとは対極の、楽観的な占い師とのやり取りはどこか肩すかし気味で、ああいうやりとりって当人同士も結構めんどくさいし関わりたくないもんなんだけど、第三者として観ているとすごくおもしろくて、それを映画というフィルタを通して観客にみせてくれてるんだって思うと、なんてエンターテイメントなんだと感動の嵐。
占い師のキャラクターはほっこりするし、きれいだし。なによりバードマンのエマストーンを観たばかりだったから、ギャップにやられてしまって、大好きになりました。
マジシャンの叔母の存在もほどよく、なによりコートダジュールの風景が美しく、あんな生活がしてみたい!!との憧れも強く。すてきな映画でした。ちゃんちゃん。
☆4.2