mulkの日記

ざっくばらん

ストレイト・アウタ・コンプトン

☆3.8

N.W.Aをとりまくドキュメンタリーというか伝記映画。年末のレディースデーを使って、渋めのはしご映画を決めてきましたよ。もう一本は後ほどアップ。

80年代後半のアメリカはコンプトン州。現代の日本を生きる私としてはやっぱり衝撃的な生々しい差別の中、才能ある若者たちを追っていきます。出演者=製作陣だったりするので、こういうの本当にあるんだなぁ、とかそういう感じ。同じ地球上でこんな環境の人っているんだなとかそんな感じです。なんにもしてないのにいちいち警察に尋問受けたり(これがほんとに頻繁にある)彼らが日常的に受ける不条理をラップすることで、なんとアメリカンドリームを手に入れてしまうんです、が。

映画にしたくなっちゃう気持ちがわかるほど刺激の強すぎる出来事ばかりで、(実際はもっといろいろあるらしい)ただただ唖然としてしまう。唯一Dr.dreは名前を知ってて、のちにスヌープドッグが出てくるシーンなんかではぐっときてしまいました。役だけどダントツのラップの良さとか。あとbeatsのイヤホンは愛用してます。beatsも現在にいたるまで紆余曲折あるんですよね。

全く身近ではないゲットーの世界で普通取り残されちゃうところだけど、話の面白さとスタイリッシュな映像、あとはやっぱり音楽の良さ! つい音に乗ってあっちゅうまの2時間半。密度が濃くておもしろかった!

 

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