mulkの日記

ざっくばらん

アイアムアヒーロー

☆3.7

すごく話題になってますね、この映画。おそらく想定外の恐怖と、主人公英雄のキャラクター性が評価されてるみたいです。

ゾンビ映画はもともとマニア受けしていますが、最近では新しい解釈が加わったゾンビものが流行っている気がしますが、最近でいうと「ウォームボディーズ」(人間とゾンビの恋愛ストーリー)とか、「ワールドウォーZ」(むっちゃ早いゾンビ)なんかがヒットしてましたかね。

本作では、前評判通りの(ゾキュンと呼ばれている)ゾンビの怖さが結構良かったな、と思ったのと、人からゾンビへ変化する過程が丁寧に描かれちゃってるところ(特に吉沢悠演じる伊浦はすばらしい!名シーンだといえる)が最悪な感じで、うわーっこの場に居合わせたくないなーってほんとに思えました。感情を持つまでではないけどゾンビ特有の個性もあって、生前のころの生活というか本能的なところが残っていて、ひたすら通勤していたり、買い物のドアを開け閉めしてたりってところも趣き深い。なんでああいう設定になったのかな。

ゾンビ映画批評みたいになっちゃいましたが、ストーリーもまったくないわけではなく、主人公英雄の男としての成長劇としても楽しめます。ちょっとわかりずらいけれど。あと、おそらく狙っての演出なんでしょうが、逃げるときのもたもた感とかどうしても気になっちゃったかなー、そんなことしてる場合じゃないでしょ!逃げてー!って何度も心の中で叫んでしまいました。

www.iamahero-movie.com