世界から猫が消えたなら
☆3.4
タイトルがタイトルですから、猫好きとしてはLINE小説をリアルタイムに読んでいました(最後までは読みませんでしたが)。
「生きてやる!!」って宮﨑あおいが泣き叫ぶシーンが有名ですね。全体的に落ち着いたトーンで淡々と進む世界観なので人によっては苦手と感じることもあるのでは。
原作と少し設定が違い、猫はひたすらそこにいる、たたずんでいて、扱い方としてはよかった。猫好き向けに媚びすぎる事なく好感がもてました。ファンタジーなのは知っていましたが、それほど現実離れしすぎることもなく、タイムスリップ(?)するシーンは見所のひとつでしょうか。ストーリー自体はなんというかきちんとしているというのか、伏線がちゃんと処理されていた。ちゃんとしてた。時にちゃんとしすぎてたっていうのが逆に気になるところ。(終盤の猫を入れるために使った段ボールの中身とか、もっとさらっと流してほしかったかな・・・)欲を言うとキリないですけど、落としどころもきれいにまとまっていて、さすが売れっ子プロデューサーの仕事! という感じでした。
や、よかったです。想像していた以上に。週末仕事が終わった後に観ると心地良いのでおすすめです。