mulkの日記

ざっくばらん

二重生活

☆3.1

前知識なかったのですが、例によって俳優の魅力から足を運んでしまった本作。やー、思ってたのと違かったw

「哲学的尾行」というだけあって、(意味は難解なんですが)主役の珠が論文のために誰かを尾行をしてみろと教授に進められて始まる物語。尾行をするにつれてその人のいろんなドラマが見えてくるんですが、人っていろいろあるもので、ついつい珠と一緒に尾行対象の石坂が気になってしまう自分がいる。だってドキュメンタリーを見ているようなもので。自分ではそんな事できないけれど、没頭してしまうかもなーとか思います。

謎なのが教授である篠原。後半はこの人の生き方にフォーカスがあたりますが、まるで自分の事を尾行してくれといっているような生活。。リリーさんの絶妙な怪しい演技が光ってました。思ったより哲学的であり文学的な作品で、最近バイオレンス映画ばかり観てて荒ぶっていたこころが落ち着きを取り戻しました。

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