mulkの日記

ざっくばらん

SCOOP!

☆3.5

体を張ってがんばってたー福山。ちょっと肥えた感じで無精髭生やしてやさぐれ中年を熱演してました。がーしかし、どうしてもかっこよくなっちゃうんですよねえ、もうどうしようもならないんでしょうね、あのかっこよさは。ほんとにだめ中年感出すにはもうちょっとがんばらないといけない所だったと思いますが、それでも今まで観た事のないセクシー感は出ていたのでもうよしとします。

どうしようもないんでスルーしますが、カメラの使い方とかあんな感じで教えてもらったらそら好きになりますわね。役者さんたちはみんなもうはまり役でしたが、二階堂ふみと福山って見た目的にちょっと厳しいかな、今年の月9ドラマでも思ったんですが。吉田羊との関係性はとても色っぽくて素敵でした。吉田羊はとてもよかった。

原作が映画だそうなんですが、大根監督の過去作「モテキ」「バクマン」に比べてちょっと違和感も。二階堂ふみ演じる野火と福山演じる都城の関係性というか、結構最低な中年おやじだった印象が、仕事を通じて野火が恋しちゃった経緯はとても共感できるのだが、その過程がほしかった。都城は落ちぶれてはいるもののまじめな面も持っているので、野火に対して真剣になったのかどうか、ちょっと説得力が弱かったかなぁ、、やはり年の差見た目のミスマッチ感が大きいような気も。まあ恋愛映画ではないのですがー。

リリーさんの怪演といい、役者さんたちは見所満載で楽しめましたよー

scoop-movie.jp

君の名は。

☆3.9

もはや社会現象となってすごい勢いになっちゃってるんですが、私も先日2度目をみて、客席の埋まり具合に驚いてきました。秀逸なレビューもたくさんあがって、人に語りたくなる映画なんだと思います。正直映画とレビューをセットで観るの、面白いです。

実は新海誠作品をあまり知らなくて、それまでは良く知らないアニメ作品に恐怖感を覚えてしまっていたのでほんとは避けたいと思ってました。会社で誰かが「細田監督が苦手でも大丈夫」っていってたのをきっかけに、「よし、行くか」となったのです。や、サマーウォーズとかは大好きなんですよ。しかし、ジブリ作品にもいえるのですが、主に人間関係の描き方においてレガシーな印象が拭えず、ちょっと敬遠気味でした。

会社での誰かの台詞のごとく、そんな不安は新海作品では無用でした。監督と年齢が近いこともあってなのか、従来のアニメの印象を覆すほどに(いや、覆した!)普通に青春映画としておもしろかったです。

とはいえ、なのですが、世の中がそれほどフィーバーするほどに熱狂的に面白いかというと少々疑問もあります。すっごい泣けるとかではないけれど、違う時間を過ごす二人の入れ替わり生活を通じて心が通いあっていく感じ(の中に、彗星や組紐なんかのメタファーが絡み合っていく)が壮大なファンタジーであり、なによりカタルシスがあった! RADWINPSのMVのようだという批判もあるけれど、チャレンジをしてたと思うし、なによりも彗星のシーンは圧巻でした。・・・あれ、やっぱり熱狂的に面白かったような気もしてきた。

青春とカタルシスは、シンプルだけど人の心を掴んでしまうもので、この手の海外映画(とくに台湾映画)に最近はまっている私は、この手のいい映画を邦画で観る事ができてとてもうれしく思います。

www.kiminona.com

闇金ウシジマくん Part3

☆3.3

うーん、映画パート2と、最近までやってた深夜ドラマを観て期待値が高まりきった状態で観るには正直物足りなかった! 今のところストーリーがつながってないんですが、なぜこんなにドラマと映画を量産する必要があるのでしょう? Finalでうまいこと伏線が一気につながるのか? じゃないと困るんだけど!

って言うのが正直な感想です。本作は正直映画にする必要性を感じず、仕方ないので1ヶ月後のFinalを見に行くしかないのですが、、、最後にどーんと一花咲かせてくれる事を期待してますよ!

ymkn-ushijima-movie.com

怒り

☆3.2

重たくて暗い映画は嫌いではないのですが、本作はわりとダメなほうの暗い映画でした。世間的にとても評価されているのもあって、楽しみにしていたのですが、李監督の映画はちょっとあまり好みではないかも。映画としてとても期待をさせる予告だし、実際完成度も高いと思うのですが(評論家ぶってます)どうしても感情の深いところに刺さらないのです。なぜだろう。

一緒に観た会社の同僚は大絶賛していました。で、その人の解説も聞いて納得で、「たしかに、よくできていたな」と思えるのだけど、なんでかな。気分がのらない。ヒューマンストーリー大好きなのになぁ。。。

大体映画観た後って、その映画に関するレビューを観るのですが、ごくわずかに刺さらない人もいるようです。どんな映画でもそういうのありますがね。それらを読んで思ったのは原作とか脚本とかじゃなくてもしかしたら演出が好みじゃないのかな、と感じました。

役者さん達はすごくよかった。俳優がよかった映画部門としては邦画トップクラスかと。だれが、じゃなくみんなすごかったと思います。

www.ikari-movie.com

スーサイド・スクワッド

☆3.0

アメコミ系ムービーに疎い私としては素人すぎて、先入観の印象そのままに終わってしまいました。ビジュアルだけでなんか面白そうだなーと思って、どんちゃん騒ぎしてるなー、変な日本人でてくるなー、主役の女の子かわいいなー、ジャレットレトがんばってるなーという印象。

いつも以上に馬鹿過ぎるレビューでごめんなさい。

wwws.warnerbros.co.jp

だれかの木琴

☆3.5

なんというか、とても生々しくリアルな物語で、味わった事のないもぞもぞするような新しい感情を覚えましたよ。かなり大人向けの話だったと思います。そらスバル座でやりますわ。

主婦とイケメン美容師のありふれた不倫もの? と最初は思ってましたが、実はそういうシンプルな話ではなく、上回るような(?)深い愛情の物語。正直感想としてはうーん、とうなってしまうほど身近なこととも思える。むしろこっちのほうがありふれてるような気もしたりして。感想を書いてもうまく表現できている気がしません。

常磐貴子がかわいかったなぁ。久しぶりに観たってのもあるけど、小夜子役がはまっていてかわいらしかったです、とても。

darekanomokkin.com

秘密 THE TOP SECRET

☆2.9

原作が好きなので、かなりハードルが上がった状態での鑑賞です。

意見が分かれる作品なのかなと思いますが、概ね不評なのはわかる気がしますw

まず、原作の二つの違うエピソードをごっちゃにした脚本に微妙な感じが。原作では一つ一つがしっかりした話になっているのに、それを無理に一緒にしようとしてもねぇ、話が冗長になっちゃうし、現に2時間越えしちゃってるしで、どっちかにしぼったほうが良かったと思います。

逆に、原作読んでたんで得した部分もあって、薪と鈴木の関係性とか、薪と貝沼との因縁だったりとかは映画だととてもさらっとしていたのですが実際はもっと深いものがあったりして、魅せ方もあると思うけど映画初見の人にとってはなんのこっちゃ、となる部分もあったんじゃないかなと。

あと気になったのは謎の英国設定。建物とかインテリアとかがなんか日本離れしている感じ。車のナンバーのよくわかんない感じとかリリーさん(これも半端なキャラクターだった)のいた場所の雰囲気・・良い意味でカオスっていう世界観はあると思うけれど、もうちょっと確立されてないと厳しい。

役者は原作のイメージとぴったんこすぎました。主役がどうもイメージ違うという意見が多いですが、私は観ていて慣れました。鈴木とか青木、三好さんは安定。絹子役の子は、顔がいいですね。ただ演技はこれからなのかな。雰囲気はとても良かったと思います。

それではおやすみなさい。

himitsu-movie.jp

DOPE/ドープ!!

☆4.3

HUMAXシネマのみでしか上映しておらず、終わる直前に見に行ったのですが、渋谷がちょっと苦手な私ががんばって行ってよかった!! てかもいっかいみたいけどもうやってないしー

90年代のヒップホップ好きオタクの少年が主役なんですが、考えてみたらそれだけでドツボなんですよね、そんなに詳しいかといわれると語れるほどではありませんが、トライブとかデラソウルがかかると今でもアッパーな気分になれます。

で、しょっぱな少年の朝の通学風景から始まるのですが、プレステのリモコンにウォークマンと、目に映るあらゆる要素がキラキラ眩し過ぎる! 冒頭の画面が未だに頭から離れません。

話は現代であるものの、消して恵まれているとはいえない環境の中、オタク秀才の若者達が明るく力強く成長していくストーリー。ファレルプロデュースのもと90年代を意識した音楽を全面に使っているのでノリがとにかくよい。タイトルでわかりますがドラッグもでてくるし、おぼっちゃまがいいのそんなこと?! っていうような悪い展開もあるのですが、笑える要素もぜんぜんあって、アメリカの青春て危険だけどいいですね、と憧れ〜感を抱きます。

今回はツボすぎたので高評価です! もっといろんな映画館でやろうよー!!
dope-movie.jp

花芯

☆3.2

寂聴さん原作の話は今まで触れた事がなく(一番最近の記憶は数年前のdommuneフェスでの講演…)、今回は役者さんが普段観ている人たちだったのでハードルが少し下がり、ようやくデビューできました。やっぱり大人なイメージはありますね。

なにより村川絵梨を中心とした若手役者の体当たり演技が見所だと思いました。だって、ルーキーズのマネージャーがこんなに大人になって…! って誰しもが思う事でしょう。女という生き物について深々とお勉強した気分になりました。

時代なのかどうなのかわかりませんが、まわりを気にせず自然のままの園子のような生き方はわたしはまねできないけれど、ちょっと憧れみたいなものはありますかね。

kashin-movie.com

シン・ゴジラ

☆3.8

昨日会社お休みだったので初日から悠々と楽しんできました!

しょっぱなからパニック状態でスタートはいい感じ。早々に出てくる謎のアレがなんだかきもかわいくて、中盤へさしかかって、おーそうなるんだ!ってなるのは見所の一つ。

災害時の日本の政府内の動きが本作の大きなポイントとなってくるのですが、とても興味深く面白い部分でもありました。閣僚のやりとりなんかはリアリティを追求したという話をどこかでみましたが、超早口で無駄の一切ない確実なやり取りでついつい聞き逃してしまったり。頭のいい人たちが集まるとこんな感じになるのかなーと思いきや、中にはちょっとぽんこつ(とくに首相はあんなんでいいのか)だったり、強欲なキャラもいたりして面白かったです。

ゴジラそのものでいうと、庵野監督なりの進化したゴジラが(良い悪いは別として)描かれていてなかなか新鮮だったと思います。ただ、登場シーンや雄叫びに関しては2年前のハリウッド版ゴジラのほうがかっこ良かったかなぁ。

名シーンも色々あると思いますが、私はおやすみ中のゴジラを目覚めさせるために電車に爆弾積んでぶっ込むシーンがとても印象に残ってます。なかなか圧巻だった。

にしてもやっぱりゴジラは日本の街並みが似合いますねえ。知ってる場所がゴジラによってバッタバッタなぎ倒されていく様は本当に見応えがありました。

石原さとみは今回も癖のある役柄でしたが、進撃と違ってもう少し内容のある役だったんで良かったと思います。英語もお上手で、なによりへんてこ過ぎる役をこなす女優魂がよかった。今回著名な役者がものすごく出演してるんですけど一瞬だけ出て終わってくんですよね、パニックシーンで急に有名俳優が出てくると、意識がもってかれるのでもうちょっと何とかならないのかなーと思いました。進撃のときも思いましたが。

正直なところ、あんまり観る前は期待してなかったのですが、それがよかったのか意外と楽しめましたよv

shin-godzilla.jp