mulkの日記

ざっくばらん

きみはいい子

☆3.9

そこのみにて光輝く」が大好きだったので、絶対観ようと期待してて、でも上映館がしぼられてて、うー終わってしまうかも、と思ってたんですがやっと観れたー。普通に1800円払ったのかなりレア。

子供を取り巻く現代の問題をフルフルに盛り込んで群像劇にした本作。うちは子供なしなんだけど、こういうのをみるとよりいっそう遠のくというか、本来楽しいはずの出来事が、闇ばかりに見えてしまうというか、、いやこれは悪い影響受けた私のねじれた解釈なのだけど、この映画の訴えたいことは、どんな生活であれ煌びやかで眩しく、とても幸福な瞬間が必ずあって、そういう瞬間を大切に感じられることがすばらしいのだと、そしてそう感じられるかどうかはその人次第であると、受けました。クライマックスの桜吹雪シーンはその瞬間を描いていてとても美しいシーンでした。「Mummy」にもこんなシーンがあったなあ。

子供達の純粋なところとか、小さくて弱いところとか、所々泣けるシーンがあって。。お子さんをお持ちの方はたまらないんだろうなと思います。

目をそらさずに直視することがつらいシーンもありますが、家族って本当に閉ざされた世界だと思うし、そういう意味では客観的によその家庭を覗いた気持ちにもなれる? 子持ちの友人に今度薦めてみよう。

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