信長協奏曲(ノブナガコンツェルト)
☆3.2
山田孝之これから的な終わり方をした月9を観ていたので、何気なく楽しみにしていました。が、ドラマの延長感はどうしても否めず。映画だからちょっとお金かけられてるのかな?という印象。秀吉の復讐シーン、ここが観られたのはよかた。
マジカル・ガール
☆3.0
一部とても盛り上がってますが、つかみの音楽とか魔法使い少女に憧れる女の子とか、日本人のツボを適度に押さえてるところが起因なのでしょうか。
私の場合ツボに入りきらずで評価はうーんという感じ。ただもう一回観たいかな。
ホテルコパン
☆2.9
今年に入ってばたついてて時間がとれなくて、映画を見る本数が激減しちゃってるのですが、とはいえたまーに足を運ぶものの、どうも空振り感が多くてあまり更新する気にもなれず、連休に入って時間ができたのでだーっとあげます。
ルーキーズの市原隼人がインディペンデントな雰囲気の映画にでてるんだってことで観た本作品。過去にトラウマを抱えて死んだように小さなホテルで働く毎日、会いたくなかったはずの人物がホテルに訪れ物語が進行していきます。
ホテルに訪れる旅行客それぞれにストーリーのある群像劇ですがけだるい毎日をなんとか生きてって、過去と対峙する場面とか繊細なお芝居をがんばって演じていた市原隼人を観て、もうあの頃のアニヤじゃないんだね。。と多くの方が思ったのではないか。
全体的にゆったりしたトーンの物語なんだけど、感動シーンの長まわしはちょっと冗長な感じ。観てる側からしたらtoo muchだったんじゃないかなぁー。
ピンクとグレー
☆3.2
うーん、思っていたよりも揺さぶられたなぁと思ったけど、すごーく面白い訳でもなかったw 若い俳優達の体当たり演技はよかったので、通常料金だったけど後悔はしてませんw。
なんかネタバレになっちゃうので控えめにしたいけど、映画のタイトルにある通りの展開(主に画面の演出で)に、後半62分以降なるのですが、予想通りだったなと。全体的にグレーになってどっかでピンク使われてんだろうなと思ったらやっぱり、みたいなw
揺さぶられる展開に、お!とはなるんだけど、ひねってないとこはまんまだなーと。ちょっと調子狂っちゃう感じ。主役のジャニーズの子はすごくがんばってた。脇の演技うまい役者さん達に支えられ、好感持てました。
スター・ウォーズ/フォースの覚醒
☆4.1
年明けちょっとしてから見に行きました。普通に2Dで。過去作を一気見していたためすっかり出遅れちゃって、うっかりネタバレツイートとか踏んだりとかいろいろありましたけど、面白かったです。
JJはすばらしく才能のある人物だと思いますが、バイオレンスの描写がどれだけのものになるのか不安だったりしていました。スターウォーズに露骨なのってなんか違うし。想像してたけど「拷問」てワードが出てきちゃって、あーってなりましたが、描写はそこそこに収まっていたのでそこは安心してみれるかな、今後も。
あの人が!とか、この人も!!とか言い出すとキリがありませんので男らしく省きますが、次回が楽しみなのはみんな同じ気持ちであることでしょう。唯一思うのは、ラストのあのシーンはなくてもよかったんじゃないのかなーと、映画は1話完結でしょ!とこだわりを持つ私としてはいいたかったところであります。
クリード チャンプを継ぐ男
☆4.1
年が明けてしまいましたが、結局本作で2015年は見納めとなりました。
ロッキーのような熱いスポ根ものでしかもボクシングといえば、自分にとって最も遠い存在でしたが、「フルートベール駅で」の監督&役者ペアということで、ファンとしてはどうしても観ないとだなぁというところ。
内容は、ロッキーを観てなくても充分楽しめる内容ですが、ロッキーを知っている人なら楽しめるポイントが多々あるそうです。事前情報を得てなかったんですけど、こんなにロッキーなものと思っておらず、スタローンは出てくるけど、なんかもっと違う役ででるもんだと思っていたので、わーって思ったんだけどぜんぜん理解できました。
ストーリーといい、製作陣、役者全部ひっくるめてぐっとくるポイントがたくさんあって、クライマックスでは鼻をすする声が結構響きまくる感じ。とにかく熱い気持ちにさせられました。
たぶん、ロッキーをより現代風に演出しているところがあって、まず主役のアドニスは、大きな苦労を知らずに素直に育った現代っ子。マイケルBジョーダンの持っているどこか上品でシュッとした感じがはまり役で、さすがよくわかっているライアンクーグラー、マイケルの内に秘めた熱血さとナイーブな一面を、場面ごとにうまーく使ってるんです。特に私は彼の持つ繊細な演技が大好きです。
監督のライアンはまだたぶん20代で、作品もそんな多くない(フルートベールと本作)のですが、やっぱりこれをみてすごい監督だと確信。無名のアドニスが果敢にも格上のコンランと戦うところなんか、監督自身がロッキーのスピンオフを作るというチャレンジスピリットと重なってしまい、なおさらぐっときました。
あと、これは同じ意見を持つ人も多いんじゃないかなーと思いますが、ファイトシーンの撮り方で、ひたすら長回しの映像なんですけどこれが臨場感があってとても良かった。自分も戦っているみたいな気分になる、とまでは言いませんが、同じリングにいるような気分にはなるかも。このシーンだけでも観る価値あると思います!
ちょっと温度高めに書いちゃいましたが、まったくスタローンに触れていなかった。スタローンについてすごいって思っちゃったのは、この脚本を監督がなにも実績を出してないうちに採用していたってこと。さすが!!
ストレイト・アウタ・コンプトン
☆3.8
N.W.Aをとりまくドキュメンタリーというか伝記映画。年末のレディースデーを使って、渋めのはしご映画を決めてきましたよ。もう一本は後ほどアップ。
80年代後半のアメリカはコンプトン州。現代の日本を生きる私としてはやっぱり衝撃的な生々しい差別の中、才能ある若者たちを追っていきます。出演者=製作陣だったりするので、こういうの本当にあるんだなぁ、とかそういう感じ。同じ地球上でこんな環境の人っているんだなとかそんな感じです。なんにもしてないのにいちいち警察に尋問受けたり(これがほんとに頻繁にある)彼らが日常的に受ける不条理をラップすることで、なんとアメリカンドリームを手に入れてしまうんです、が。
映画にしたくなっちゃう気持ちがわかるほど刺激の強すぎる出来事ばかりで、(実際はもっといろいろあるらしい)ただただ唖然としてしまう。唯一Dr.dreは名前を知ってて、のちにスヌープドッグが出てくるシーンなんかではぐっときてしまいました。役だけどダントツのラップの良さとか。あとbeatsのイヤホンは愛用してます。beatsも現在にいたるまで紆余曲折あるんですよね。
全く身近ではないゲットーの世界で普通取り残されちゃうところだけど、話の面白さとスタイリッシュな映像、あとはやっぱり音楽の良さ! つい音に乗ってあっちゅうまの2時間半。密度が濃くておもしろかった!
ディーン、君がいた瞬間
☆3.2
ジェームスディーンって、CMとかでよく見る人ってイメージだけで、未だに映画を見た事がないのです。そんなジェームスディーンの本質的な人柄や、彼を取り巻く当時の出来事が描かれているってことで、好きな方にはうれしい作品なのかもしれません。
話は淡々と進みます。主役はどちらかというと彼を追いかけるカメラマンのデニスストックだったんでしょうか、デニスがディーンと出会い、彼の才能を見出し、結構しつこく取材するんですが、同じ時間を過ごすうちにディーンの心もなんとなく緩んでいきます。
芝居だけが好きで、名誉や地位をまったく気にしない普通のナイスガイとして描かれていますが、なんともいえない孤独感とルックスの良さが、周りがほっとかない魅力にあふれる人物だったんでしょう。
エンドロールに流れるなんてことない写真が、当時苦労して撮ったものと思うと感慨深い。
デイン・デハーンはこのオファーを何度も断ったそうです。ちょっとジェームスディーンとイメージ違うかな、と思ってましたが、歩きタバコで写真を撮るシーンでは、あ、これこれ!知ってる!ってなりましたよ。あの独特の姿勢とか、相当研究したんだろうな。